この記事は2016年7月16日に開催されたUX KYOTO「ユーザーを知る:インタビュー編」で、ペルソナ設計などに役立つのではないかと「人の認知特性」の自分自信の理解にもとづいたまとめになります。今回サイトリニューアルに合わせてブログ記事にも役立つと思い、新たにまとめ直したものになります。

8つの「人の認知特性」

記憶

  • 短期記憶
    必要がなくなると忘れる記憶。
  • 長期記憶:エピソード記憶※1
    イベント(事象)の記憶。
    思い出したいイベントや感情を、それに関連した日時、場所、人をトリガーにすることで思い出しやすくできる。
  • 長期記憶:意味記憶※1
    覚えようと意識して得る知識の記憶。
    これは対象者がそもそも間違えて覚えている可能性がある。
  • 手続き記憶
    体が覚えている記憶。
    無意識に記憶しているので言葉にするこは難しい記憶であり、そのため言葉ではなく、日頃やっていること(アクション)で表現される。
    (例)自転車の乗り方
※1宣言記憶。人間の記憶の一種で、事実と経験を保持するもの。

認知的不協和

認めたくない事実を認めないこと。(回避行動)
対象者が認めたくない事実である場合、対象者は嘘をつく。
人は思い出せないときはどうするか?
なんとか思い出そうと一生懸命考えてしまう。
その時のパターンとして以下が考えられる。

(A)なんとか思い出して答える=○(事実と想定)
(B)思い出せないと正直に答える=○(誤認を避けられる)
(C)覚えていないとごまかす=×(誤認する)

(例)
おじさんが若い子の知っていることがわからないことを格好悪いと思い、知ったかぶりをする。自分が「知らない」とか「間違っている」のはかっこ悪いと感じて、逃げてしまうことがある。

選択的注意

気にしだすとそれ以外、気にできなくなる。

(例)
白い服を着た人がパスする間に、ゴリラが出てくる動画。白い服の人のパスを数えてと言われて、それに集中するとゴリラが見えないという話が有名。
バスケットゴリラを見る

フレーミング

ものの見方は、特定の方向に誘導される。
表現を変えることで人の気持ちや感情を誘導できる。

(例)
ガン早期発見の告知。死亡率10%、生存率90%では印象が違う。
当然「生存率90%」方が高い確率に聞こえる。

先入観

その人がもともと持っている印象や認識。
その認識が、事実の認識を妨げている場合がある。

(例)
職業における印象ボストンに暮らす医師には、シカゴで医師と暮らす弟がいる。しかし、そのシカゴに医師には兄はいない。
※医師=男性という先入観がある場合「?」と思ってしまう。

機能的固着(固定観念)

経験とか習慣で身についてしまったことで、ものごとを決め付けてしまう記憶。違う見方ができず、柔らかい発想ができない。

知識の呪縛

人は自分が一回知ってしまうと、一般的にも知られていることだと思ってしまう。

確証バイアス(一番重要!)

自分がたてた仮説が正しいかどうかは反証できないといけない。
たいてい自分が立てた仮説を肯定するような情報ばかり集めがち。
仮説を支持する情報だけではいけない。
その仮説を反証するデータも見なければいけない。

まとめ

まとめ直していて、これらはペルソナ設計、カスタマージャーニーマップ、UI設計、UX設計から、ランディングページの構成、ライティングにまで役立つ、いやこれブログ記事を書くのにも知っていた方が良い内容だなと改めて認識しました。

皆さんはどう感じましたか?