先日、2日連続のコンセプトダイアグラム書きまくりセミナーに行ってきました。

その際の自分なりの理解を整理しする意味もこめて書きます。

コンセプトダイアグラムは大きく分けて以下の3つに分類されると考えています。

コンセプトをダイアグラムで定義する
ダイアグラム内のチャートごとの施策を定義する
施策の成果検証を定義する
今回のセミナーは「1」を対象にしたものでした。


参加前の宿題

今回参加前の宿題が出ました。
お題となるのは業種が全く異なる3つのサイト。

  1. 不動産
  2. スイーツ屋さん
  3. セレクト・バッグ屋さん

これらのコンセプトダイアグラムを作成し、主催者に送付しました。
その際、自分を含めて2名で行い意見交換、議論をして一つにまとめました。
1つの作成に1時間程度かかったかと思います。

鉛筆でA4コピー用紙に手書きしました。

それは考える際に余計なことに脳を使いたくないという考えからでした。

これは今回に限らず最近実践していることで、深く何かを考えたい場合はPCを使用しないようにして以下のアイテムで思考を整理します。

  1. 鉛筆(ステッドラーのシャーペン)
  2. 消しゴム(100円ショップのもの)
  3. ノート(100円ショップのもの)

最近、自分の脳の一番効率の良い使い方は「シングルタスクを短く行うこと」と定義しているので「同時に行うことを極力減らす」のがマイブームとなっています。
鉛筆とノートの使用は、PC上のアプリを使用するより同時に行うことは少ないと考えています。
これはタイムマネジメント的なアプローチでもあります。

また、コンセプトダイアグラムを手書きで書くとコンセプト以外の余計なものが削ぎ落とされてわかりやすくなると踏んだからでもありました。


1日目:コンセプトダイアグラムを書く

当日は参加者6名、主催者1名、講師1名、アシスタント1名という構成で始まりました。

宿題をもとにセミナーを進めるのかと思いきや、いきなりのワークショップで面食らいました。
しかし、これが面白い。
宿題の意味あったのか?と最初は思いましたがそれを「予習」ととらえると、意味ある、意味ある。
一度は考えているので、全員での議論が非常にスムーズ。
自分が行くセミナーというのは行くまでの情報ってあまりないことが多く、自分でググって予習していくことがほとんどなので、予習をさせるというのは新鮮でした。また、その効果としては全員が一度考えているので、思考が深まっていると考えられます。その前提で議論できるので面白い、面白い。
ものによっては先入観を持たないほうで進めるのが良い場合もあるけど、コンセプトダイアグラムのように議論を深めていくタイプのものには良いと感じました。

さてコンセプトダイアグラムですが、

企業目線で設計し、ユーザー目線で表現したダイアグラム
というのが今の所、自分の中での理解になっています。
その設計の方法は以下になります。


個人ワーク

企業コンセプトからユーザーゴールを導き出す

企業は対象とするユーザーに、どういうゴールを目指して欲しいのかを定義する。
ただし、それを表現する主体はユーザー(その感情や状態)というのが肝になる。
なのでユーザー側の言葉で書いていく。
またこれはゴールだけではなく、軸、各チャート全てで行う。
(例)広がった人生

ゴールにたどり着くユーザーの最初の姿

企業の対象となるユーザーは最初どういうことを感じている、または状態であるかを定義する。
(例)将来への不安

2軸の定義

7つ程度までに抑えて記載。
ユーザーの感情や状態が変化する原因を短文か、キャッチコピー風に記載。
チャートの移動は縦、横ごとに行う。
斜めに移動することや1度も分岐がないのは原因の分離ができていない。
分解できるだけ分解し、シンプルに表現する。
これは、このダイアグラムがチームの共有に利用することも前提としているから。
(例)自分らしさを自覚

ゴールまでのチャート

ユーザーの感情や状態が変化する原因を図る軸を横と縦に定義する。
横は広がりを、縦は深まりを持つ心理的、感情的表現を記載する。
(例)自分への期待、グローバル意識


チームワーク

個人ワークで書いたコンセプトダイアグラムをチームにプレゼン
個人の価値観で書いたダイアグラムをチームに対し論理的に説明する。
その中にチーム内で良いと思ったものにチェックをつけておき、あとでまとめる際にとっかかりにする。
各コンセプトダイアグラムの良いとこ取り
プレゼン時に行った「良いところ」チェックを利用して、さらに議論しブラッシュアップを行う。


まとめる

一人でも「?」がいたら納得するところまで議論し、チーム内で「これが良い」という形に仕上げる。

「ひとりで完結しない」というのはペルソナ設計、カスタマージャーニーマップ作成と同じです。これは個人の思い込みから脱し、極力客観的にものごとを図るのに効果的だと思います。

1日目は講師である清水さんがファシリテーターとしてまとめていく見本を提示してくれました。

2つ書き上げたところで1日目は終了しました。

疲れましたが、面白かった。


2日目:チームをファシリテートする

二日目は参加者が持ち込みの対象サイトをプレゼンし、それをコンセプトダイアグラムにするという課題。

その際、チームをファシリテートする役割も参加者がすることに。

以下の流れを体験。

対象サイトの概要をプレゼン

プレゼン者は対象サイトについて全員から質問を受け、回答する
各自、集めた情報をもとに個人ワークでコンセプトダイアグラムを作成
チームを組んで個人ワークのコンセプトダイアグラムをまとめる
この「4」が今回のポイント。

チームワークでものごとを進める場合、ファシリテーターを設けます。そうすることで円滑に議論ができ、求める結果に全員で向かうことができます。

このファシリテーションが難しい、難しい。

でも楽しい。

その場で聞いた他の人の意見を自分なりに理解し、自分の意見や複数人の意見と照らし合わせて一番適当と思われる着地点を作り出し、それをチーム内で納得のいく形で落とし込んでいくし、落とし込んでもらったりする。

LIVEだね〜!と思いながら楽しんでました。意識が高まってくるとセッションしている感じがたまらなく面白かったです。

これを腑に落ちるまでやる。そして完成。

本当はこれで終了のはずがエンジンがかかってきたので、そのまま「施策」出しまで行うことに!これはラッキー。


「施策」出しの手順

  1. 各チャートにあるユーザーの感情や状態が変化する原因を起こす施策を書き出す
  2. 例えば「自分らしさを自覚」という状態に持っていくための施策は何が必要かを考える。
  3. 自分らしさ発見アプリ、自分らしさを見つけた先輩インタビュー、自分らしさの考え方本を出版など一旦わくにとらわれない施策を出す。
  4. 施策をまとめる
  5. たくさん出したら、これもチームワークで本当にこのタイミングでその施策は有効と言えるか、実現可能かなどの基準を設けまとめていく。
  6. このあと解析するための定義を行っていくのですが、今回はこれでタイムアップ。

感想:攻める感じが楽しい

個人的にはペルソナ+カスタマージャーニーマップより攻撃的に使えると感じました。
自分自身カスタマージャニーマップなどの方法に関してそこまで理解できてはいないですが、ユーザー主体ではなく、企業がユーザーを作っていく感覚が「楽しい」と感じました。
今回はダイアグラムの作成と少しの施策出しだったので、次フェイズの数値の解析がすごい気になるので、一度全部通しで経験したいと考えています。

お読みいただきありがとうございました。

今回のセミナー
コンセプトダイアグラム完全習得虎の穴講座
主催:Web兵法株式会社
講師:清水 誠 氏